実は群馬県が本社!誰もが知るあの会社・商品ブランドは群馬県から生み出されていた
群馬県内の人でも知られていな事がある群馬県発祥の会社や、商品ブランドについて地元民として誇りに思いつつ、全国に認知されているブランド力の源泉はどこにあるのか勝手ながら考察してみたいと思います。
今回は第1回とし、食品メーカーの商品ブランドの紹介です。
群馬といえば下仁田こんにゃく。なのに隣の富岡市を本社にした株式会社マンナンライフ
マンナンライフの蒟蒻畑~♫のCMで認知されている、誰もが知る子供も大好きこんにゃくゼリーのブランド、「蒟蒻畑」を製造している、株式会社マンナンライフは世界文化遺産にも登録された富岡製糸場のある富岡市に本社を構えています。
印象に残るCMは商品ブランド名をジングル化し、消費者の印象に残し成功しているのではないかと思います。CM以外は大きなキャンペーン等も行わず成功している会社です。
商品ブランドを分けると何と2つのみの少数精鋭
株式会社マンナンライフは誰もが知る「蒟蒻畑」と「ララクラッシュ」という数年前に発売開始した商品2つのみの商品ブランドを取り扱っています。
CMでもよく露出している会社なのでもっと色々な商品を扱っているかと思いましたが、ブランドとしては2つで、ホームページを見る限り商品としては4種類(味の種類は別)のみです。
商品を絞った戦略且つ、長年愛されるブランドであり続ける為の施策を一度お伺いしてみたいものです。
サッポロ一番塩ラーメン!群馬県の県庁所在地が本社所在地
こちらもCMでお馴染み「サッポロ一番塩ラーメン」同じくジングルによるブランディングに成功した商品ブランドではないでしょうか。
ライバルが多い為試行錯誤し、キャンペーンや新商品を積極的に開発しているように感じます。
消費者を飽きさせない為の商品価値の提供
サッポロ一番のホームページにはレシピ紹介があります。インスタントラーメンをラーメン以外の方法で食べる事ができるという、食べ方の提案により消費者を飽きさせない為の施策でしょう。
よく聞く話ですが、商品ブランドは大きくは変更しないが味を少しづつ変化させて飽きさせないようにしているそうです。同じように新しい提案で食べ方を変えることにより消費者にとって大きな変化ともなり、次の購買意欲にも繋がる事でしょう。
私もサッポロ一番は大好きですがラーメンとして以外に食べ方を試してみたいと思いました。ただ、お酒を飲んだ後のサッポロ一番と、少し寒いキャンプの夜に食べるサッポロ一番はとにかく最高です。
地元群馬の企業ということに誇りを感じます。
ペヤングで有名なまるか食品株式会社
こちらもお馴染み即席麺の焼きそばが有名なペヤング。
まるか食品株式会社という社名は正直あまり浸透していないように感じますが、ペヤングのブランド名の認知度が高く評価されています。
近年若者をターゲットにしているのか攻めた企画商品を開発しているように思いますが、大手でもやはり色々と試行錯誤していかなければブランドとして忘れられてしまうんだなと思いました。
一度の事件でブランドマイナスとなってしまったブランドの立て直し
数年前に一度工場の方で製造場に問題が発生し、一度はブランドのイメージを下げてしまったペヤングですが、ホームページを見るとグローバルメニューには「安心・安全」の
メニューがあります。
問題は起こる前のホームページを私は知りませんが恐らく問題のあった後にホームページはリニューアルしているのではないかと思います。
一度失ったブランドの信頼を復活させる為には、色々な苦労があったかと思いますが、問題が起こった後も製造が中止になりペヤングを愛していた人達による「ペヤングロス」が一時話題ともなりました。これもブランドが消費者から愛され、ファンが沢山いた為です。ブランドにとってファンを持つ事は何よりも大切なことではないかと感じる出来事でした。
そんな問題も今では昔の話しとなり今では、何かと新商品で話題になるペヤングとしてお店にもいつものように商品として並んでいますね。
群馬県民なら誰もが知るラスク販売の株式会社 原田・ガトーフェスタ ハラダ
群馬県民は何かとちょっとした手土産に利用することが多いハラダのラスク。
群馬県県民にはお馴染みになっていますが、東京都内や大阪のお店では行列ができるほどの人気店となっています。
高崎市にある本館シャトー・デュ・ボヌールは毎日のように観光バスも訪れる程賑わいを見せています。
私のラスクのイメージは駄菓子屋さんに数十円で置いてあるもののイメージだったのですが、ガトーフェスタハラダさんはパッケージ等の商品の顔となる部分に力を入れ、付加価値として提供することに成功し、商品の美味しさとともに地域の人を中心にブランドが認知されていったと私は考えています。それだけブランドのイメージは大切であり、パッケージやロゴマーク等を付加価値として提供する為の戦略の重要性を改めて実感します。
一気に流通すればするほど、その商品の寿命は短くなる
たまたま見つけた記事からこの見出しは引用させていただきました。20年後30年後の視点で見ているというインタビューの中で、ブランドを長続きさせることへの思いを感じることができました。
大手量販店から引き合いが来ているのにも関わらずそれを断っているということに、自社のブランド価値を消耗せず、先を見据えたブランド戦略にただただ勉強になるばかりです。
(参考記事Yahoo! Japanニュース)
ブランドの成功には数々の想いと戦略がある
弊社でもブランディングをお手伝いさせていただく引き合いが増えていますが、弊社はデザインをベースとし、ブランドを形として明確にする部分を得意としています。
ブランドには様々な想いがあり、それをどのように形にし戦略の一部としてブランド価値を作り上げていくのかが重要です。
ガトーフェスタハラダさんのようにブランドへの想いが何よりも大切だと思います。その想いがあってこそ、想いを最大限表現するために私たちのようなデザイン会社に価値があると考えています。
想いを形にしたあとはどの様にその想いを伝え、どの様に記憶に残し、どの様に好きになってもらえるのかを考えていかなければなりません。それを続けることにより世の中から忘れられずに長年愛されるブランドになっていくのだと、今回紹介したブランドから改めて実感することができました。
弊社はアウターブランディングを強みとしております。ブランディングに興味がある方や、新商品、新サービスをお考えの方は是非お話をお聞かせいただければ嬉しく思います。