BtoBサイトを成功させる上で大切なこと8選
BtoBマーケティングにおいてとても重要なこと。
その一つにWebサイトが挙げられます。
BtoBサイトはBtoBマーケティングにおける重要な土台となります。
信頼度に欠けたWebサイトでは誰も魅力を感じないですよね。
ましてや問い合わせなんて…
BtoB業態でWebサイトを作りたい、リニューアルしたいという方々必見です!
今回のコラムでは基礎情報とBtoBサイトを成功させる上で大切なことを紹介していきます。
BtoCとの違い
まず、基礎情報としてBtoBとBtoCの違いについて簡単に説明します。
用語の意味はこちら
BtoBとは…「Business to Business」の略
企業に対して商品やサービスを提供すること
BtoCとは…「Business to Consumer」の略
企業が一般消費者にモノやサービスを提供すること
大きく異なる点は決済フロー
BtoBでは購入してもらうまでに問い合わせや商談、打ち合わせ、契約、決済、納品など様々な工程があり、すぐ購入できるBtoCとは工程が異なります。違いについてまとめると以下のようになります。
【BtoBサイト】
○目的
「お問い合わせ」や「資料請求」の獲得
○役割
見込み顧客の検討度を上げる
○検討者
企業側は複数人
○購入までの期間
長期
【BtoCサイト】
○目的
「商品・サービスの購入」
○役割
商品やサービスの情報提供・魅力発信
○検討者
基本的に1人
○購入までの期間
短期
BtoBサイトを成功させる上で大切なこと8選
基本的な説明が終わったところで、本題のBtoBサイトを成功させる上で大切なことについて紹介していきます。
1.見た人の心を掴む!魅力的なファーストビュー
サイトを開いて一番初めに目に入るページで、印象が強く残ります。
これを初頭効果と言います。そのため、見た人が興味を持ったり、良い印象を持てるようなデザインやメッセージを含めたファーストビューにすることが必要になってきます。
最初で決まってしまうのであればこの心理効果を利用しない手はないですよね。
2.SEO対策
SEO対策とは「ユーザーが検索エンジンで検索した際に、
自社サイトのページを検索結果の上位に表示させるための施策」のことです。
ユーザーのほとんどが検索した際に1ページ目を見て終わってしまう傾向にあるため
上位に表示されれば多くの人にクリックしてもらえる率が上がります。
企業によってインハウスSEOに向いているのか外部SEOに向いているのかは異なります。
自社で行うかプロに委託するのかは社内の状況に合わせて判断しましょう。
詳しくはSEO対策についてのコラムで説明しているので
興味がある方はぜひ下のリンクからどうぞ!
広告デザイン会社が解説!SEO対策ってなに?
3.他社との違いを数値化
数字で印象操作を行うことができることをご存知ですか?
普段の生活の中で多く取り入れられているため気づきにくくなっていますが、私たちは結構数字に左右されていることが多いんです。
いくつか例を用いて、数字を使うことによる効果や関係する法則を紹介します。
・イメージしやすくなり、パッと分かりやすい
×ビタミンC 約800mg配合 ○レモン40個分のビタミンC配合
→フレーミング効果…同じ内容でも表現の違いで印象が変わること
・明確な数字があることで説得力と信憑性があるように感じる
×今なら5,000円~ ○今なら5,980円
→端数の法則…抽象的な数より具体的な数字を用いる、また商品の値段にありがちな中途半端な数字を用いることで説得力を生み出すこと
・競合他社と比較した価格表示
×1,0000円 ○A社メーカー1,2000円 自社メーカー1,0000円
→アンカリング効果…最初に提示された数字を基準として、他の数字を判断・評価する心理現象
4.信頼度を高める情報の発信
BtoBサイトでは信頼性があるコンテンツが重要です。
基礎情報は勿論、信頼できる事例やお客さまの声などを入れてアピールするようにしましょう。
また、スタッフ紹介コンテンツで、スタッフ様のお写真や趣味情報をいれるなどどんな人が働いているのかイメージしやすく、安心感がある情報発信を心がけましょう。
顔出しや実名出しに抵抗がある方もいらっしゃるので無理にはおすすめしませんが、サービス事業は特に
担当する社員の顔や働いている際の自然な笑顔の写真があるだけでも印象は変わってきますよ♪
5.導線を意識
問い合わせまでの動線が確保することも重要です。
分かりづらくなっていると離脱してしまう人も多く、デザインに凝りすぎてしまってサイト利用者の立場で見た際にどこに問い合わせボタンがあるのか分からない状況は避けなくてはなりません。
そのため、レイアウトを考える際には紹介ページのすぐ近くにアクションに繋がる
問い合わせボタンや資料請求ボタンを設けることを意識しましょう。
また、ヘッダーと呼ばれるWebサイト上部にカテゴリ分けしたところにアクションに繋がるコンテンツを設置するとスムーズな導線ができあがります。
6.離脱を防ぐデザイン
ファーストビューが重要なのと同様、スクロールした先や他ページが
しっかりとしたデザインになっており、興味を持たせられるように工夫しましょう。
文字が多すぎたら読む気、、、無くなりますよね。
この場合、伝えたいことを簡潔にしたり、写真やイラストを文字の表現として使うなどできます。
キャッチコピーや画像、動画、イラスト、色使い、文字のサイズなど工夫できる点は多くあります。
なのでデザインを考える際には、ユーザーの目線に立って考えることが大切なんです。
キャッチコピーについて紹介している当社のコラムがあるので興味がある方はぜひ読んでみてくださいね!名作から学ぶ。キャッチコピーに隠されている背景
名作から学ぶ。キャッチコピーに隠されている背景 ②
色使いについては、こちらのコラムでカラーマーケティングについて紹介しています。
デザイン制作において重要なこと② 配色編
7.サイトは常に更新すべし!
古い情報は信頼度が低く、マイナスなイメージを与えてしまいます。
先ほど信頼度を高める情報発信について触れたように、とても重要なことなんです。
更新が滞っているだけで見た人は「大丈夫かな?」と不安になることもあります。
確かに、常に更新していくのは時間も労力もかかりますが、
一度失った信頼を取り戻すのは容易ではありません。
このコツコツ行う作業によって会社についての印象が好印象に保てるのであれば
安いものだとは思いませんか?
8.ブログやお役立ち情報の発信
ブログに興味を持ってアクセスしたユーザーは自社のターゲットに近い人たちです。
そのため、上手くいけばお問い合わせに繋がります。
今、あなたが読んでいる弊社のコラムもその一つですよ!
これは、自社のビジネス関連の情報を発信する「オウンドメディア」というものです。
先ほど触れたサイトは常に更新すべし!はブログやお役立ち情報の発信を行うだけで達成されます。
そして更新した際にGoogle アナリティクスなどデータ検証ができるツールを用いれば
更新したことによる効果なども分かるため、どんな内容を発信していけばいいのか
効果が期待できそうなコンテンツを発信することができます。
制作前に準備すべきこと
まず初めにしなければならないこと
それはターゲットと目的を明確にすること。
とりあえず作ろうでは成果も見込めず、失敗してしまいます。
せっかくなら成果を最大化するためにより良いサイトを作ることをオススメします。
ではどうしたらいいのか。
ターゲットを明確にする際には、まずペルソナ作成をしてみましょう。
ペルソナとは
自社が提供する商品・サービスを活用してくれる可能性の高いユーザー像(仮想)のこと
ペルソナを設定する際には様々な項目があり、問い合わせに影響しそうな情報を多く記入していきます。BtoBペルソナの場合、BtoCとは異なり2つのペルソナを設定する必要があります。
順番としては企業ペルソナ→担当者ペルソナです
例としてBtoB専用のペルソナ項目を挙げておきます。
○企業ペルソナ
会社名・業種/業界・資本金・従業員数・事業内容・年間売上・売上目標・社風・会社の課題点・部署の課題点など
○担当者ペルソナ
名前・年齢・性別・家族構成・趣味・部署・役職・目標・予算・課題など
それが終わったら設定したペルソナに基づいて購入までのフローを考えます。
どこで認知してもらい、何に興味を持つのかなどを考えると
自然とWebサイトを制作する際に何をアピールしたいのか目的も明確になってきます。
おわりに
今回はBtoBサイトについて基礎情報とBtoBサイトを成功させる上で大切なこと、制作前に準備すべきことを紹介しました。
最初の情報発信のツールとして作るとしても、BtoBマーケティングにおいて重要な土台ですからしっかりと作っていかなくてはなりません。BtoBサイトはただ作ればいいというものではないのでターゲットと目的に応じたものを制作し、運用していくよう意識しましょう。
弊社ではお客様のご希望に寄り添ったアイデア・広告デザインを提供しています。
会社や商品の魅力について伝えたくてもどうしたら良いのか分からない方や悩んでいる方が
いらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。
魅力発信のお手伝いをさせてください!社員一同お待ちしております。